Interview : ポルノ的な魅力・・・
『現代はコラボレーションがヒットする、そんな時代なのかもしれないわね。そしてコラボレーションが成功するのは、常識では考えられないくらい遠いもの同士がよいのではないかしら。』
『あんまり生真面目に捉えずに____。考え過ぎたりもしないで___。どこか…クレイジーなもの。バランスが良いように見えて、ほんとはちょっとバランス崩したみたいな。そんなところにエロチックなムードは漂っているのじゃないかしら…。』
『キレイな美しい雰囲気のようでいて、いかに下品で際どいすれすれのところをやるのか…。そこら辺の頃合いが一番むずかしい気がするの。』
『なんだかわからないけど、今…すぐ…ヤっちゃってます。みたいな事っていうのが、やっぱりこのイメージDVDのポルノ的な魅力だと 私は思っているのね。" これこれこういう境遇、立場、年代の男と女に こういう事が色々ありまして 二人は惹かれあっていき、 でも はじめはまだ そういう関係になるまでいかずに…"というような いわゆる映画的な事やってたら、 もうそこまでで 40分位たっちゃいますからね(笑)。
こういうエロチックDVDっていうのは観てる人が、その世界にトンて、一瞬で入れる。ただ単に感覚的なもの____っていうのが、私にはフィットしてる。真梨邑ケイらしいアプローチかもしれない…と思うの。多分それは、私が"写真"に惹かれたり…Jazz歌手というミュージックの本質とちょっと近くて。何の説明もなく演奏始まり歌い出すと、突然観客は真梨邑ワールドに引っ張り込まれるような。加えて、それはとてもランダムなものでありたい。一枚のミュージックアルバムに似た、ある種のカラーはあるけれど全曲違う曲目。聞き終わった時に何かしら一つの…何だろう……〔アテイチュード〕が見えてくるみたいな。』
『アグレッシブではあるかもしれないけれど…、私はOLDファッションな人間。Jazzシンガーとして30年以上ずっとやって来てるイメージもそうだし。自分が書くストーリー,スクリプトも、どこか懐かしいレトロなムードになるの。ほんとの自分とは別の女…、こんな女をやったら面白いんじゃあないかしら…?みたいなところで書いているわね。エロチックなシーンを撮影する時はどんな気分ですか?___と、いう質問はインタビューでよく尋ねられるんだけれど。刺激的だとは思うの…。それから官能的な感覚を私なりに思いきってデフォルメするようにして演じているのかな…。確かに今の私には大胆なエロスを表現出来るポテンシャルが、若い頃よりも高い____そんな感じがしているわ。でもね…本当の私は、あんなにエッチじゃあありません(笑)。イメージDVDというだけに、どんどんイメージが一人歩きしてしまうって感じはあるのね。』
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