わたしは ちっぽけな 貝の殻… 砂に 半分 埋もれてる。。黄昏どき、通りすがりの貴方は
膝をついて わたしを拾うと ポケットに入れてくれた…。
貴方は ポッケの中で わたしの 表面を 指で なぞり…、
感触を楽しんでいたわ。。
その手は とても優しく 暖かで。。
ポケットの中は なんだか セーフティに思えたの。。
貴方のような人が どうして 一人ぼっちで 浜辺を散歩していたのかしら…?
向こうに 停めてある あの 二人乗りの スポーツ・カー で 来たのね…。。
センチメンタルな気分は 棄てて……。。遠く波に向かって、わたしを投げてみて。。
車の とこへ 戻る前にね。。
わたしは ちっぽけな貝の殻…。
波と一緒に 海を さすらう 砂の旅人 に なるのよ。。
また 何処かでね…、いつか黄昏どきに。
貴方は 裸足で ひとり 砂浜を… 歩いてみてね。。。
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